【助成報告】鯛中卓也さん(第2回入選)、ポーランド及びイタリアの講習会派遣
2013年9月4日水曜日カトヴィツェ音楽院 |
まず、最初の10日間は、ポーランドのカトヴィツェという街での講習会でした。
会場の音楽院は、名ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンの母校でもあります。
この講習会では5回のレッスンに加え、受講生選抜コンサートで2度弾かせて頂きました。
選抜コンサートにて |
次の講習会まで1週間空いていたので、ウィーンでヤマハの練習室をお借りしつつ、大作曲家の史跡を巡り、さらにドイツのハノーファーへも行き、古屋晋一先生に奏法のアドバイスを頂きました。
その後、参加したイタリアのペルージャで行われた講習会では、興味深いレッスンの傍ら、毎日があらゆるハプニング続きで、時には今から30分後のコンサートで弾いてくれ、と急遽頼まれることもありましたが、そういったことを潜り抜ける柔軟な対応力と勇気が養われたように感じています。
この講習会の大きな特徴として、オーケストラとコンチェルトを1楽章弾かせて頂けるのですが、そこで共演した指揮者が、なんとヴァイオリニスト、マキシム・ヴェンゲーロフ氏とのデュオで有名なヴァグ・パピアン氏でした。
オケとも共演 |
この1ヶ月を通して非常に充実した経験をさせて頂き、自分自身がどういった音楽を望んでいるのか、ということを考えるきっかけやアイディアを数多く頂きました。
今回、沢山の方にお世話になったことへ感謝し、必ずこの経験を自らの成長に繋げていけるよう、今後とも研鑽を積んでいきたく思います。
この度は、本当にどうも有難うございました。